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Certia
一般問題

医師国家試験 第111回 問186

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34歳の女性。労作時の息切れと動悸とを主訴に来院した。2か月前から症状が 出現していたが、次第に呼吸苦が強くなってきたため受診した。体温37.8°C。脈 拍108/分、整。右上肢血圧130/50mmHg、左上肢血圧86/42mmHg。左頸部から 左鎖骨上窩にかけて血管雑音を聴取する。胸骨左縁第3肋間を最強点とするIII/VI の拡張期雑音を聴取する。胸部エックス線写真で心胸郭比58%、少量の胸水を認 める。赤沈110mm/1時間。血液所見:赤血球410万、Hb12.2g/dL、白血球 12,600(桿状核好中球13%、分葉核好中球69%、好酸球1%、好塩基球1%、単球 3%、リンパ球12%)、血小板23万。血液生化学所見:AST48U/L、ALT42 U/L、LD368U/L(基準176〜353)。CRP9.3mg/dL。心エコー検査で左室拡張末 期径58mm、左室駆出率60%、中等度の大動脈弁逆流を認める。胸部造影CTで 上行大動脈壁の肥厚を認める。大動脈弓部と頸部血管の再構築画像(別冊No. 12)を 別に示す。入院後、利尿薬の投与を開始したところ息切れは速やかに改善した。 次に行うべき治療はどれか。

問題の図

正解と解説

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正解 e

副腎皮質ステロイドの投与別 冊No. 12

若年女性で左右上肢の血圧差、頸部血管雑音、大動脈弁逆流、上行大動脈壁の肥厚、赤沈亢進とCRP高値を認めることから高安動脈炎(大動脈炎症候群)が考えられます。大型血管の炎症性疾患であり、活動期にはまず副腎皮質ステロイドで炎症を抑えることが治療の基本です。血管病変に対する手術や血管内治療は、炎症が鎮静化した後に必要性を判断します。

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