一般問題
医師国家試験 第112回 問158
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62歳の男性。左視床出血で入院中である。6週間前に右上下肢の脱力感のため に来院し、左視床出血と診断され入院した。入院後の経過は良好で、退院に向けた リハビリテーションを行っている。意識は清明。身長172cm、体重71kg。血圧 118/78mmHg。呼吸数16/分。SpO 97%(room air)。徒手筋力テストで右上肢筋 力は4、右下肢筋力は腸腰筋4、大›四頭筋4、前脛骨筋2。右半身の表在感覚は 脱失し、位置覚は重度低下している。食事は左手を使って自立しており、立ち上が りもベッド柵を使用して可能である。患者は事務職への早期復職を希望している が、通勤には電車の利用が必要である。 退院に向けたリハビリテーションの目標として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 e
短下肢装具とT字杖とを用いて歩行する。
右下肢は腸腰筋と大腿四頭筋がMMT4と比較的保たれる一方、前脛骨筋が2で足関節背屈が困難であり、下垂足による歩行障害が問題となります。この状態には短下肢装具で足関節を安定させ、T字杖で支持性を補う歩行練習が現実的かつ適切な目標です。深部感覚が高度に障害されているため閉眼片脚立位は達成困難で、大腿四頭筋の筋力が保たれているため長下肢装具は過剰であり、更衣も既に自立しています。