一般問題
医師国家試験 第113回 問252
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70歳の男性。下肢の皮疹を主訴に来院した。自宅近くの診療所で か月前に受 けた血液検査で異常はなかった。 日前に両下肢の点状の皮疹に気付き、増加した ため受診した。50歳から高血圧症で内服治療中である。市販薬は内服していない。 体温36.4°C、脈拍72/分、整。血圧138/82mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を 触知しない。上肢の採血部位に紫斑を認める。両下肢に紫斑を多数認める。血液所 見:赤血球463万、Hb13.2g/dL、Ht40%、白血球6,400 分葉核好中球55%、 好酸球 %、好塩基球 %、単球 %、リンパ球36% 、血小板0.8万。血液生化 学所見:総蛋白7.0g/dL、アルブミン4.5g/dL、AST32U/L、ALT25U/L、 LD186U/L 基準176〜353 、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、血 糖86mg/dL、Na142mEq/L、K4.1mEq/L、Cl104mEq/L。骨 髄 血 塗 抹 May-Giemsa染色標本で巨核球を認める。造血細胞に形態異常は認めない。 治療方針の決定に有用な検査はどれか。
正解と解説
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正解 a
尿素呼気試験
血小板のみが著明に減少し、他系統の血球や骨髄の巨核球、造血細胞の形態に異常がないことから免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)と考えられます。本邦ではHelicobacter pylori感染を伴う症例で除菌により血小板が回復することが多いため、治療方針の決定には尿素呼気試験などによる感染診断が有用です。