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Certia
一般問題

医師国家試験 第114回 問168

168 / 400

76歳の男性。腹部膨満感と腹痛を主訴に来院した。3か月前に急性単球性白血 病(FAB分類M5 と診断され、数種類の異なる薬物による抗癌治療を受けた。し かし現在まで一度も寛解に至っていない。1週前から腰背部痛が出現したため NSAIDを内服したが効果は不十分で、昨夜からは腹痛も出現し次第に増悪して自 立歩行不能となったという。意識は清明だが顔面は苦悶様である。身長171cm、 体重54kg。体温37.1°C。脈拍88/分、整。血圧118/78mmHg。眼瞼結膜は貧血 様である。胸骨右縁に収縮期駆出性雑音を聴取する。四肢に皮下出血を認めない。 血液所見:赤血球282万、Hb8.0g/dL、Ht26%、白血球52,400(骨髄芽球74%、 桿状核好中球2%、分葉核好中球12%、好酸球1%、好塩基球1%、リンパ球10 % 、血小板10万。血液生化学所見:総蛋白5.1g/dL、アルブミン2.8g/dL、総 ビリルビン0.9mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST34U/L、ALT37U/L、 LD1,350U/L(基準120〜245 、尿素窒素19mg/dL、クレアチニン1.3mg/dL、 尿酸9.8mg/dL。腹部超音波検査と腹部CTで、広範囲に腸間膜リンパ節と後腹 膜リンパ節の腫大が認められ、それによる消化管への圧迫と浸潤が疑われた。 現時点でまず考慮すべき治療はどれか。

正解と解説

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正解 b

オピオイド投与

複数の抗癌治療で寛解に至らない難治性の急性白血病であり、リンパ節腫大による疼痛でNSAIDが無効となり歩行も不能になっています。この段階でまず優先されるのは苦痛の緩和であり、非オピオイドで制御できない中等度以上の痛みにはオピオイドを導入します。さらなる抗癌治療や全身放射線照射は全身状態と予後を踏まえて慎重に検討すべきで、まず行う対応ではありません。

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