必修問題
医師国家試験 第116回 問308
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58歳の男性。頭痛と意識障害のため救急車で搬入された。3日前から38°C台の 発熱、咳嗽、喀痰の増加を自覚していた。昨晩から強い頭痛を訴えており、今朝に なり反応も鈍くなってきたため、家族が救急車を要請した。意識レベルはJCS II-30。体温39.8°C。心拍数128/分、整。血圧116/58mmHg。呼吸数28/分。 SpO 98%:マスク5L/分 酸素投与下<。項部硬直とKernig徴候を認める。1対 光反射に左右差を認める。2胸骨左縁に収縮期雑音を認める。3左下胸部に coarse cracklesを認める。4腸蠕動音は減弱している。5両側下腿に浮腫を認め る。 腰椎穿刺の回避を考えるべき所見はどれか。
正解と解説
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正解 a
1
対光反射の左右差は動眼神経麻痺すなわち鉤ヘルニアの徴候であり、頭蓋内圧亢進と脳幹の圧排を示唆します。この状態で腰椎穿刺を行うと脳ヘルニアを助長して致命的となるため、穿刺を回避し、先に頭部CTで占拠性病変の有無を確認します。心雑音や肺の副雑音、腸蠕動音や浮腫は穿刺の可否には直接関係しません。