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Certia
一般問題

医師国家試験 第119回 問265

265 / 400

69歳の男性。もの忘れを主訴に来院した。3か月前に昼食中に急に声を上げた ため家族が様子を見に行ったところ、座ったまま動かなかった。約3分経過して 「大丈夫」だと返答するようになったが、その後もしばらく反応が鈍かった。翌日以 降は以前と変わりがなかったが、1週間前から最近の出来事を家族が質問しても正 しく答えることができないことが複数回あったため家族とともに受診した。意識は 清明。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは正常であったが、3か月前のエピソー ドの記憶は全くないという。神経診察で異常を認めない。頭部MRIで異常所見は 認めない。脳波検査で左側頭部に鋭波を認める。 この患者で認めるのはどれか。

正解と解説

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正解 c

口部自動症

食事中に突然反応が途絶えて数分間動きが止まり、その後もしばらくもうろうとして、そのエピソードの記憶がまったく残っていないという経過は焦点意識減損発作(複雑部分発作)であり、脳波で左側頭部に鋭波を認めることから側頭葉てんかんと考えられます。この発作では口をもぐもぐさせる、舌なめずりをするといった口部自動症が高頻度に随伴します。静止時振戦や線維束性収縮は他の神経疾患の徴候で、本例の発作性症状とは関係しません。

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