状況設定問題
助産師国家試験 第98回 問105
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A さん(28 歳、1 回経産婦)。妊娠 38 週 5 日。午後 1 時に外陰部に液体の流出を感 じ、おりものパッドが濡れていたため午後2時に来院した。今回の妊娠経過中に妊娠 33週ころからくしゃみをすると尿漏れがしばしば生じていた。 午後 10 時、急速に児頭が下降し、午後 10 時 10 分に排臨となり、午後 10 時 11 分に児頭から肩甲まで娩出し、3,260g の男児を正常分娩した。Apga〈r アプガー〉 スコアは、1 分後 7 点、5 分後 9 点であった。児娩出後 1 分に 480g の胎盤を自然 に娩出した。腟と会陰に裂傷が生じ、肛門括約筋に損傷があったが、直腸粘膜面に は達していない。 このときの状態の判断として正しいのはどれか。
正解と解説
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正解 1
会陰裂傷第3度が生じている。
会陰裂傷は、会陰皮膚・粘膜にとどまるものが第1度、会陰筋層に及ぶものが第2度、肛門括約筋の断裂を伴うものが第3度、直腸粘膜にまで達するものが第4度に分類されます。本例は肛門括約筋の損傷があり直腸粘膜には達していないため第3度です。括約筋は確実に縫合しないと便失禁や骨盤底機能障害を残すおそれがあり、自然治癒を待つことはできません。