一般問題
歯科医師国家試験 第110回 問157
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80歳の男性。入れ歯を口に入れられなくなったことを主訴として来院した。上 下顎全部床義歯は10年前に製作し、問題なく使用していたが、最近口角部に疼痛 を自覚していたという。副腎皮質ステロイド軟膏を処方したが、逆に悪化し、疼痛 のため口が開けにくく、入れ歯を入れることが困難になったため再来院した。再来 院時の開口時の写真(別冊No. 24)を別に示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。

正解と解説
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正解 c, e
抗真菌薬の処方 / 口腔粘膜の清拭指導別 冊No. 24
長期使用の全部床義歯に伴う口角部の疼痛でステロイド軟膏によりかえって悪化した経過は、Candidaによる口角びらんおよび義歯性口内炎を強く示唆します。ステロイドは局所の免疫を抑制して真菌の増殖を助長するため中止し、抗真菌薬を投与するとともに、義歯と口腔粘膜の清掃を徹底して菌量を減らす必要があります。細菌感染ではないため抗菌薬は無効で、炎症が強い時期に義歯を装着し続けることは治癒を妨げます。