一般問題
歯科医師国家試験 第110回 問164
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21歳の女性。強度の歯科治療恐怖症で、亜酸化窒素吸入鎮静下での抜歯が計画 された。アドレナリン添加2%リドカイン塩酸塩1.8mLを用い浸潤麻酔を行った ところ、呼吸困難、四肢のけいれん及び意識混濁が観察された。血圧は120/82 mmHg、脈拍数78/分、呼吸数24/分、SpO 99%で、動脈血液ガスはpH7.55、 PaCO 28Torr、PaO 280Torrであった。 2 2 考えられるのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 b, e
脳血管の収縮 / 血中カルシウム濃度の低下
pH7.55かつPaCO2 28Torrという所見は換気過剰による呼吸性アルカローシスを示しており、局所麻酔に対する不安から生じた過換気症候群と考えられます。低二酸化炭素血症は脳血管を収縮させて脳血流を減少させ、めまいや意識混濁を招きます。またアルカローシスによりアルブミンへのカルシウム結合が増えてイオン化カルシウム濃度が低下し、テタニー様の四肢のけいれんが出現します。炭酸ガスは蓄積しておらず、アシドーシスでもありません。