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病態・薬物治療

薬剤師国家試験 第105回 問163

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58 歳男性。 5 年前より健康診断にて高血圧症を指摘されていたが放置して いた。 1 年前には心肥大も指摘され、その頃から労作時に呼吸が苦しくなるように なった。ある日、発作性夜間呼吸困難のため、緊急入院した。入院時に浮腫が認め られ、胸部レントゲンで、心肥大の増悪と肺うっ血像が認められた。 8 この患者に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

正解と解説

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正解 2, 3

脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)が増加している。 / 重症度分類には NYHA 分類や AHA/ACC 分類が有用である。

この患者は高血圧を放置した結果、心肥大や労作時呼吸困難、発作性夜間呼吸困難、浮腫、肺うっ血像といった典型的なうっ血性心不全の徴候を呈しており、心負荷の増大に伴い心室から分泌される脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)が増加するため選択肢2は正しい。心不全の重症度評価にはNYHA心機能分類やAHA/ACC病期分類が広く用いられているため選択肢3も正しい。浮腫は心不全による静脈うっ血や体液貯留によって生じるものであり気管支喘息に特有の症状ではなく、心不全自体はST上昇を特徴的な心電図所見とはせず、心肥大の増悪が認められることから心胸郭比はむしろ50%を超えて拡大していると考えられるため、選択肢1・4・5は誤りである。

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