病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第105回 問166
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35 歳女性。身長 150 cm、体重 65 kg、血圧 138/90 mmHg、喫煙歴あり (30 本/日)。仕事が忙しくなりストレスが溜まり、暴飲暴食で早食いとなった。 ある日、突然、今までに経験したことがない心窩部痛におそわれ、心配になり近医 を受診した。検査の結果、逆流性食道炎と診断され、下記の処方で治療が開始さ れ、 2 ヶ月ほどで軽快した。 (処方 1 ) ランソプラゾールカプセル 30 mg 1 回 1 カプセル( 1 日 1 カプセル) 1 日 1 回 朝食後 7 日分 (処方 2 ) モサプリドクエン酸塩錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 7 日分 この患者に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 2, 5
内視鏡検査で食道に炎症やびらんが認められた。 / 薬物療法に加えて禁煙や体重の減量などの生活指導が奏功する。11
逆流性食道炎では胃酸を含む胃内容物が食道内へ逆流することで食道粘膜に炎症やびらんを生じるため、内視鏡検査でこれらの所見が確認されることは適切であり選択肢2は正しい。肥満、喫煙、暴飲暴食などは下部食道括約筋圧の低下や腹圧上昇を介して逆流を助長するため、禁煙や体重減量などの生活指導が症状改善に有効であり選択肢5も正しい。逆流性食道炎は下部食道括約筋の収縮ではなくその弛緩・機能低下により発症するものであり、Ca2+チャネル遮断薬はむしろ下部食道括約筋を弛緩させ逆流を悪化させる可能性があり、症状が軽快した後は病態や再発リスクに応じて維持療法の要否を判断するものであって一律に処方2の継続が必要とは限らないため、選択肢1・3・4は誤りである。