貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること
貸金業務取扱主任者 第12回 (2017年度) 問35
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不当利得及び不法行為に関する次の①〜④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
正解と解説
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正解 2
Aに借入金債務を負うBは、当該債務の弁済期が到来していないにもかかわらずAに弁済したときは、その弁済金の返還を請求することができない。ただし、Bが錯誤によってAにその弁済をしたときは、Aは、これによって得た利益を返還しなければならない。
民法706条は、債務者が弁済期にない債務の弁済として給付をしたときはその給付したものの返還を請求することができないが、錯誤によってその給付をしたときは債権者はこれによって得た利益を返還しなければならないと定めており、②が適切である。①は善意の受益者が現存利益の返還で足り、利息を付して返還する義務を負うのは悪意の受益者であること(703条・704条)、③は注文者が原則として責任を負わず注文または指図についてその注文者に過失があったときに限り責任を負うこと(716条)、④は不法行為による損害賠償請求権の消滅時効が損害および加害者を知った時から3年であること(旧724条)に反し、いずれも誤りである。なお現行民法では、人の生命または身体を害する不法行為による損害賠償請求権については知った時から5年とされている。