一般問題
医師国家試験 第110回 問189
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56歳の女性。右耳の聴力低下と歩行障害とを主訴に来院した。4年前から右の 聴力低下を自覚し、次第に増悪していた。半年前からは歩行障害を自覚し次第に増 悪してきたため受診した。意識は清明。体温36.2°C、脈拍72/分、整。血圧 132/78mmHg。呼吸数18/分。右耳の聴力低下を認め、Weber試験では左に偏位 し、Rinne試験は左右ともに陽性である。右小脳性運動失調を認め、腱反射は正常 でBabinski徴候は認めない。骨条件の頭部CT(別冊No. 12A)、頭部造影MRI (別冊No. 12B)及び手術により摘出した組織のH-E染色標本(別冊No. 12C)を別 に示す。 診断はどれか。



正解と解説
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正解 d
神経\腫
進行性の一側感音難聴に小脳性運動失調を伴い、内耳道の拡大と造影MRIでの小脳橋角部腫瘤を認めることから前庭神経鞘腫(聴神経腫瘍)と診断されます。組織学的にはAntoni A型とB型の像を示すSchwann細胞由来の腫瘍です。Weber試験で健側に偏位しRinne試験が両側陽性であることも感音難聴に矛盾しません。