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Certia
一般問題

医師国家試験 第110回 問185

185 / 500

26歳の女性。2週前から動悸が続くことを主訴に来院した。階段昇降時に息切 れが出現する。喘息の既往はない。体温37.3°C。脈拍120/分、整。血圧158/60 mmHg。頸部に弾性硬のびまん性の甲状腺腫を認める。甲状腺に圧痛はない。心 音に異常を認めない。赤沈15mm/1時間。血液所見:赤血球420万、Hb13.0 g/dL、Ht42%、白 血 球6,000。血 液 生 化 学 所 見:TSH0.1μU/mL (基 準 0.2〜4.0)、FT 4.6ng/dL(基準0.8〜2.2)、TRAb1.0IU/L(基準1.0以下)。 CRP0.2mg/dL。心電図は洞頻脈。胸部エックス線写真で心胸郭比は42%、肺野 に異常を認めない。99mTcO 安甲状腺シンチグラム(別冊No. 10)を別に示す。 治療薬として適切なのはどれか。

問題の図

正解と解説

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正解 b

β遮断薬

甲状腺中毒症を呈しながらTRAbが陰性で、甲状腺シンチグラムで放射性ヨードの取り込みが低下している点から、破壊性甲状腺炎(無痛性甲状腺炎)が考えられます。甲状腺ホルモンの新規合成が亢進しているわけではないため抗甲状腺薬は無効で、動悸などの症状に対してβ遮断薬による対症療法を行い自然軽快を待ちます。圧痛やCRP上昇、赤沈亢進を欠く点で亜急性甲状腺炎とも異なります。

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