一般問題
医師国家試験 第110回 問187
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35歳の男性。1か月前の職場の健康診断で血液検査の異常を指摘されて来院し た。自覚症状はないが、最近は仕事が忙しく睡眠不足気味であった。既往歴に特記 すべきことはない。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、 肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球478万、Hb14.7g/dL、Ht45%、白血球 7,300、血小板21万。血液生化学所見:総蛋白7.5g/dL、アルブミン4.2g/dL、 ハプトグロビン45mg/dL(基準19〜170)、総ビリルビン2.9mg/dL、直接ビリル ビ ン0.5mg/dL、AST21IU/L、ALT16IU/L、LD290IU/L (基 準176〜353)、 ALP238IU/L(基準115〜359)、γ-GTP22IU/L(基準8〜50)、クレアチニン0.7 mg/dL、尿酸5.9mg/dL、血糖98mg/dL。HBs抗原陰性、HCV抗体陰性。腹部 超音波検査で異常を認めない。 対応として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 c
翌年の健診受診の指示
総ビリルビンが上昇しているものの大部分が間接ビリルビンで、肝逸脱酵素や胆道系酵素、ハプトグロビン、腹部超音波検査に異常がなく溶血も肝胆道疾患も否定的です。この所見は体質性黄疸のうち頻度の高いGilbert症候群に合致し、睡眠不足や過労などのストレスで黄疸が顕在化します。予後良好で治療は不要のため、経過観察として翌年の健診受診を指示すれば十分です。