一般問題
医師国家試験 第111回 問477
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13歳の女子。下肢の浮腫を主訴に母親に連れられて来院した。半年前の学校検 尿で蛋白尿と尿潜血とを指摘され、近くの小児科で専門医療機関の受診を勧められ ていたが、自覚症状がないため受診していなかった。身長154cm、体重53kg。脈 拍72/分、整。血圧114/60mmHg。尿所見:蛋白3+、潜血2+、沈渣に赤血球 10〜29/1視野、脂肪円柱3/1視野、尿蛋白3.8g/日。血液所見:赤血球510万、 Hb16.9g/dL、Ht48%、白血球9,600、血小板25万。血液生化学所見:総蛋白 5.1g/dL、アルブミン3.0g/dL、IgA280mg/dL)基準110〜410)、尿素窒素10 mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、尿酸4.5mg/dL、総コレステロール260 mg/dL。C3 18mg/dL)基準52〜112)。腎生検のPAS染色標本)別冊No. 12A)と 蛍光抗体C3染色標本)別冊No. 12B)とを別に示す。 この患者の診断はどれか。


正解と解説
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正解 e
膜性増殖性糸球体腎炎別 冊No. 12 A、B
ネフローゼ域の蛋白尿と血尿があり、C3が18mg/dLと持続的に低下している点が特徴的で、膜性増殖性糸球体腎炎が考えられます。病理ではメサンギウム細胞と基質の増加、糸球体係蹄壁の二重化(tram track)がみられ、蛍光抗体法でC3が係蹄壁とメサンギウム領域に顆粒状に沈着します。微小変化群や膜性腎症、巣状分節性糸球体硬化症では通常、補体は低下しません。