一般問題
医師国家試験 第111回 問473
473 / 500
66歳の女性。2週間前から息切れと動悸があり来院した。生来健康でこれまで に貧血を指摘されたことはなく、不正性器出血はない。眼瞼結膜は強度貧血様であ る。眼球結膜に黄染を認める。肝を触知せず、脾を左季肋下に3cm触知する。尿 所見:蛋白1+、ウロビリノゲン3+、潜血)安)、へモジデリン)安)。血液所見: 赤血球170万、Hb5.5g/dL、Ht17%、網赤血球15%、白血球7,200、血小板26 万。血液生化学所見:総ビリルビン3.2mg/dL、直接ビリルビン0.8mg/dL、 AST20U/L、ALT18U/L、LD684U/L)基準176〜353)、ハプトグロビン5 mg/dL以下)基準19〜170)、フェリチン46ng/mL)基準20〜120)。 この患者の鑑別診断に有用な検査はどれか。
正解と解説
表示する
正解 c
Coombs試験
強い貧血に加え、網赤血球15%と増加、間接ビリルビン優位の高ビリルビン血症、LD高値、ハプトグロビン著減、脾腫を認めており溶血性貧血と考えられます。成人で急性に発症した後天性溶血ではまず自己免疫性溶血性貧血を疑うため、赤血球に結合した自己抗体や補体を検出する直接Coombs試験が鑑別に有用です。赤血球浸透圧抵抗試験は遺伝性球状赤血球症を疑うときに行います。