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Certia
一般問題

医師国家試験 第112回 問249

249 / 400

68歳の男性。発熱と皮疹とを主訴に来院した。5日前から持続する38°C台の発 熱と顔面、頸部および体幹を中心に紅斑が出現し、次第に拡大融合したために受診 した。三叉神経痛に対し6週間前からカルバマゼピンを内服中であった。体温 38.6°C。脈拍88/分、整。血圧140/86mmHg。口腔粘膜と咽頭とに異常を認めな かった。頸部と鼠径部とに径2cmのリンパ節を2個ずつ触知した。肝・脾は触知 しなかった。血液所見:赤血球420万、Hb14.0g/dL、Ht43%、白血球16,000 (桿状核好中球7%、分葉核好中球49%、好酸球23%、単球6%、リンパ球12%、 異型リンパ球3%)、血小板34万。血液生化学所見:総ビリルビン1.0mg/dL、 AST110U/L、ALT345U/L、γ-GTP250U/L(基準8〜50)、クレアチニン1.2 mg/dL。免疫血清学所見:CRP3.1mg/dL、VCA-IgG抗体陰性、抗EBNA抗体 陰性、抗ヒトヘルペスウイルス6IgG抗体価20倍(基準10以下)。体幹部の写真 (別冊No. 30)を別に示す。 3週間後の採血で、抗ヒトヘルペスウイルス6IgG抗体価は1,280倍であった。 最も考えられるのはどれか。

問題の図

正解と解説

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正解 e

薬剤性過敏症症候群別 冊No. 30

カルバマゼピン開始からおよそ2〜6週間後という遅発性の発症、遷延する発熱と全身に拡大する紅斑、リンパ節腫脹、好酸球増多と異型リンパ球出現、肝機能障害という組合せは薬剤性過敏症症候群に典型的です。経過中にヒトヘルペスウイルス6の再活性化を示す抗体価の有意な上昇がみられる点も本症の特徴で、本例では3週間後に20倍から1,280倍へと上昇しています。原因薬剤の中止後も症状が遷延・再燃しうるため長期の経過観察が必要です。

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