一般問題
医師国家試験 第112回 問244
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89歳の男性。発熱と意識レベルの低下とを主訴に来院した。2年前に脳梗塞を 発症し嚥下困難となったため、胃瘻から栄養を摂っている。この1年間で2回、肺 炎に罹患している。2週間前、38°C台の発熱があり、意識障害を認めたため、入 所中の特別養護老人ホームの職員に連れられて来院した。胸部エックス線写真で両 側下肺野にすりガラス陰影を認めた。入院し抗菌薬の投与を行ったところ、症状は 改善し退院することとなった。合併症に対する内服薬を胃瘻から投与している。 肺炎再発リスクとなる可能性の高い薬剤はどれか。
正解と解説
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正解 a
睡眠薬
脳梗塞後で嚥下障害があり肺炎を繰り返す高齢者では、誤嚥性肺炎の再発予防が重要です。睡眠薬、特にベンゾジアゼピン系は鎮静作用と筋弛緩作用により意識レベルと咳嗽反射・嚥下反射を低下させ、不顕性誤嚥を助長するため肺炎再発のリスクとなります。一方、ACE阻害薬などは咳嗽反射を高めて誤嚥性肺炎を減らすと報告されており、薬剤の見直しが対策の柱になります。