一般問題
医師国家試験 第112回 問250
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66歳の男性。黒色便を主訴に来院した。今朝、排便したところタール状の下痢 便であったため受診した。意識は清明。身長168cm、体重56kg。体温36.2°C。 脈拍88/分、整。血圧102/70mmHg。呼吸数14/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾 を触知しない。血液所見:赤血球340万、Hb10.5g/dL、Ht31%、白血球8,800、 血小板29万。血液生化学所見:尿素窒素20mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、 CEA6.5ng/mL(基準5.0以下)。CRP0.8mg/dL。上部消化管内視鏡像(別冊No. 31)を別に示す。 腹部造影CTでは他の臓器に異常を認めず手術を行うことにした。 この患者の手術術式として適切なのはどれか。

正解と解説
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正解 c
胃全摘術
内視鏡像は胃体上部から噴門側に及ぶ潰瘍を伴う進行癌の像で、腫瘍から十分な口側の切除縁を確保するには胃全摘術が必要です。幽門側胃切除術は幽門部を中心とする下部の腫瘍に対する術式であり、本例では切除縁が確保できません。遠隔転移がなく根治切除が可能な状況であるため、姑息的な胃空腸吻合術や局所切除は適応となりません。