一般問題
医師国家試験 第112回 問253
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53歳の女性。右側頭部痛とふらつきを主訴に来院した。3か月前に右側頭部痛 が出現し、歩行時と体動時に体が揺れる感覚を自覚するようになった。1週間前か ら右耳にセミの鳴くような耳鳴りも出現した。自宅近くの診療所で投薬治療を受け たが改善しないため受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。血液所 見に異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。右鼓膜の写真(別冊No. 33 A)と右側頭骨CT(別冊No. 33B)とを別に示す。 今後、出現する可能性が高い症状はどれか。2つ選べ。


正解と解説
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正解 a, d
右難聴 / 回転性めまい
鼓膜所見と側頭骨CTから中耳の真珠腫性病変が示唆され、上鼓室から乳突洞にかけて骨破壊が進行する疾患です。病変が内耳側へ進展すると耳小骨連鎖の破壊や内耳障害により難聴が進行し、外側半規管に瘻孔を形成すると回転性めまいをきたします。開口障害や眼瞼下垂、顔面けいれんは本症の典型的な進展経路にはあたりません。