一般問題
医師国家試験 第112回 問252
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77歳の男性。発熱と全身7怠感とを主訴に来院した。10日前から38°C前後の発 熱があった。非ステロイド性抗炎症薬を内服したが全身7怠感が増悪したため受診 した。意識は清明。体温39.1°C。脈拍112/分、整。血圧102/48mmHg。呼吸数 14/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めないが、 右季肋部に叩打痛を認める。尿所見:蛋白(−)、糖(−)、潜血(−)。血液所見:赤 血球311万、Hb9.9g/dL、白血球23,100、血小板11万。血液生化学所見:アル ブ ミ ン2.8g/dL、AST104U/L、ALT78U/L、LD263U/L (基 準176〜353)、 ALP786U/L(基準115〜359)、γ-GTP94U/L(基準8〜50)、尿素窒素24mg/dL、 クレアチニン1.2mg/dL。CRP31mg/dL。腹部造影CT(別冊No. 32)を別に示す。 適切な治療はどれか。2つ選べ。

正解と解説
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正解 b, c
抗菌薬投与 / 経皮的ドレナージ
高熱と炎症反応の著明な上昇、胆道系酵素優位の肝障害、右季肋部の叩打痛があり、造影CTで肝内に辺縁が造影される液体貯留を認めることから細菌性肝膿瘍と考えられます。治療は起因菌を想定した抗菌薬の全身投与に加え、膿瘍が大きい場合には経皮的ドレナージによる排膿を行うのが標準です。胆管閉塞がなければ内視鏡的胆管ドレナージは不要で、肝切除やラジオ波焼灼療法は適応となりません。