薬剤師国家試験 第104回 問263
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58 歳男性。高血圧症と脂質異常症の既往歴がある。 1 年前に頸動脈狭窄症 を発症し、ステント留置術が施行された。今回、狭窄の状態を精査するために検査 入院となった。病棟担当薬剤師が、患者に対して初回面談を行ったところ、「再発 が怖いので、お医者さんから出された薬は毎日欠かさず飲んでいます。ただ、 3 日 前からみぞおち付近に軽い痛みを感じて、便も黒い色をしています。」との情報を 得た。病棟担当薬剤師は、この状況を主治医に報告し、薬物を 1 種類追加すること を提案した。 (入院時の持参薬の処方) クロピドグレル錠 75 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) アスピリン腸溶錠 100 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) アムロジピン口腔内崩壊錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) ロサルタン K 錠 50 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) アトルバスタチン錠 10 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 28 日分 前問の選択肢 1 ~ 5 に挙げた薬物の作用機序に関する記述のうち、正しいのはど れか。2つ選べ。
正解と解説
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クロピドグレルの活性代謝物は、ADP P2Y 受容体を不可逆的に遮断する。12 / 低用量のアスピリンは、血管内皮細胞のシクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)を阻害しにくいため、プロスタグランジン I (PGI )の産生は抑制されない。2 2
クロピドグレルは活性代謝物が血小板のADP P2Y12受容体に不可逆的に結合し血小板凝集を抑制する。低用量アスピリンは主に血小板のシクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)を阻害してトロンボキサンA2産生を抑制する一方、血管内皮のCOX-2は阻害しにくいためプロスタグランジンI2の産生は保たれ、抗血栓効果が選択的に発揮される。