一般問題
医師国家試験 第109回 問28
28 / 500
60歳の女性。左耳閉感を主訴に来院した。3か月前から左耳閉感と左難聴とを 自覚していたが改善しないため受診した。頭部造影CT(別冊No.9)を別に示す。 最も考えられる疾患はどれか。

正解と解説
表示する
正解 d
上咽頭癌
片側性の耳閉感と難聴が持続する成人では、耳管咽頭口を閉塞する上咽頭癌による滲出性中耳炎を疑う必要があります。造影CTでは上咽頭に軟部腫瘤が描出され、Rosenmüller窩を中心に周囲へ進展します。EBウイルスとの関連が深く、頸部リンパ節腫脹を初発症状とすることも多い疾患です。聴神経腫瘍は感音難聴を主体とし内耳道の腫瘤として描出されるため、鑑別できます。