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医師国家試験 第110回 問112
必修問題
16歳の女子。胸部刺創のため同級生らに抱きかかえられて来院した。 現病歴 : 突然見ず知らずの男性に左前胸部をサバイバルナイフにて刺された。受 傷後すぐに近くにいた同級生らに助け出され、一般救急外来に運ばれてきた。同級 生らの話では、病院の近くの公園で、青年男性の無差別な暴力行為が発生してお り、他にも数人が負傷しているとのことである。 既往歴 : 特記すべきことはない。 生活歴 : 高校生。 家族歴 : 両親、兄弟とも健康。 現 症 : 意識は清明。身長150cm(推定 、体重40kg(推定 。体温35.5°C。脈 拍120/分、整。血圧80mmHg(触診 。呼吸数28/分。SpO 96%(room air 。ショ ック状態と判断し、直ちに医療従事者を集めた。蘇生処置室に搬入し、酸素投与を 開始の上、静脈路を確保して輸液を開始した。左第5肋間鎖骨中線よりやや内側に 長さ3cm程度の刺創を認めるが、体表への出血は止まっており、衣服には径数 cm程度の血液が付着している。 この患者を救命救急センターに転送することにした。搬送時間として少なくとも 30分は見込まれる。左側の呼吸音はさらに減弱し、ポータブル撮影による胸部エ ックス線写真でも明らかな気胸を認める。 転送前に行う処置として必要性が低いのはどれか。
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