一般問題
医師国家試験 第111回 問33
33 / 500
20歳の男性。左陰囊の腫瘤を主訴に来院した。1年前から陰囊上部の腫瘤に気 付いていた。夕方になると時々左陰囊に鈍痛を自覚することがあった。立位での左 陰囊上部の写真(別冊No. 13A)を別に示す。破線で囲まれた部位に腫瘤を触知す る。腫瘤は柔らかく、仰臥位で縮小し立位で腹圧を加えると腫大する。臥位での破 線部の安静時超音波像(別冊No. 13B)と腹圧時カラードプラ超音波像(別冊No. 13 C)とを別に示す。 この患者に生じる可能性が高いのはどれか。



正解と解説
表示する
正解 e
造精機能障害別 冊No. 13 A、B、C
立位・腹圧で増大し臥位で縮小する陰囊上部の柔らかい腫瘤で、超音波で腹圧時に逆流を伴う蔓状の血管拡張がみられることから精索静脈瘤と考えられます。左側に多く、静脈血のうっ滞により陰囊内温度が上昇して精巣の造精機能が障害され、男性不妊の原因となります。悪性化や勃起障害、尿失禁との関連はありません。