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問325 / 400

医師国家試験 第120回 問325

必修問題

75歳の女性。血便を主訴に来院した。 現病歴 : 3日前から急に左下腹部痛が出現し、排便時に鮮紅色の血液が混じるよ うになった。便の性状は、初めは軟便であったが、次第に泥状便に変化した。下腹 部痛は波があり、排便後に軽減するが、再び増悪することがある。発熱はないが、 最近食欲が低下し、軽度の体重減少も認める。排便後に便意が残る感覚がある。ま た、以前から排便後、肛門を拭いたトイレットペーパーに血液が付着することが あった。 既往歴 : 高血圧症で降圧薬を内服中。糖尿病で経口血糖降下薬を服用中。 生活歴 : 喫煙10本/日を50年間。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 父が大腸癌で死亡。 現 症 : 身長155cm、体重48kg。脈数96/分、整。血圧110/68 mmHg。眼瞼 結膜に軽度の貧血を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は左下腹部に 圧痛があり、反跳痛はない。腸雑音は亢進している。四肢に浮腫を認めない。 肛門と直腸の診察の結果、直腸内に径2cmの硬結を指腹で触知し、指診後に血 液の付着を認めたため、医師は下部消化管内視鏡検査を提案した。しかし、患者は 「大腸カメラなんて、怖くて絶対に受けたくありません」と話している。 このときの医師の応答で、誤っているのはどれか。

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