問320 / 400
医師国家試験 第120回 問320
必修問題
82歳の女性。腰痛を主訴に救急外来を受診した。 現病歴 : 2年前から腰痛はあったが、生活に支障はなかった。昨日スーパーから 買ってきたものを冷蔵庫に詰めるため前屈みになった際に腰痛が増悪した。夜間睡 眠中には腰痛はなかった。今朝、起床時にベッドから起き上がる際は腰痛のため時 間がかかり、洗顔も困難であった。腰痛による体動困難のため、家族が付き添って 救急外来を受診した。 既往歴 : 48歳時に胃癌で胃切除。71歳時から高血圧で自宅近くの診療所に通院 中である。6か月前から膝痛のため鎮痛薬を処方され頓用で使用している。グルコ コルチコイドの使用歴はない。 生活歴 : 喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 母が大腿骨近位部骨折で手術歴がある。 現 症 : 車椅子に乗って診察室に入室。意識は清明。身長158cm(20歳代から 身長低下4cm)、体重52kg(直近6か月で体重に変化はない)。体温36.7°C。脈拍 76/分、整。血圧は上肢106/80 mmHg、下肢114/84 mmHg。呼吸数18/分。SpO 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を 触知しない。排尿障害はなく、肉眼的な血尿は認めないとのことだった。背部正中 の胸腰椎移行部に叩打痛を認める。四肢の筋力は保たれており、腱反射に異常を認 めない。 最も考えられる疾患はどれか。
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