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Certia
必修問題

医師国家試験 第112回 問299

299 / 400

64歳の女性。左下腿の腫脹と疼痛のために救急車で搬入された。3日前から左 足部が腫脹し、本日は下腿全体に広がって動けなくなったため救急車を要請した。 最近の外傷歴はない。昨日からは/怠感が強く、食事を摂れていない。健診で糖尿 病の可能性を指摘されていたが、治療は受けていなかった。意識はやや混濁。身長 154cm、体重72kg。体温38.4°C。心拍数112/分、整。血圧98/64mmHg。呼吸 数20/分。SpO 96%;room air=。腹部は平坦、軟。左下腿に発赤、熱感および握 雪感を伴う腫脹がある。尿所見:蛋白1+、糖3+、ケトン体2+、潜血1+、沈 渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球468万、Hb13.9g/dL、Ht42%、白血 球16,300;桿状核好中球30%、分葉核好中球50%、好酸球1%、好塩基球1%、 単球6%、リンパ球12%=、血小板41万。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、ア ルブミン2.6g/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST 28U/L、 ALT16U/L、 LD177U/L ;基 準176〜353=、 ALP285U/L ;基 準 115〜359=、γ-GTP132U/L;基準8〜50=、アミラーゼ50U/L;基準37〜160=、 CK242U/L;基準30〜140=、尿素窒素48mg/dL、クレアチニン1.6mg/dL、尿酸 7.9mg/dL、血糖398mg/dL、HbA1c8.8%;基準4.6〜6.2=、Na141mEq/L、K 5.4mEq/L、Cl97mEq/L。CRP18mg/dL。下腿の写真;別冊No. 3A=と左下腿 CT;別冊No. 3B=とを別に示す。 直ちに行うべき処置はどれか。

問題の図
問題の図

正解と解説

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正解 a

局所切開

糖尿病を背景に、短時間で下腿全体へ拡大する腫脹・発赤に加え、握雪感(皮下気腫)、高熱、ショックに近い低血圧、著明な炎症反応とCTでの軟部組織内ガス像を認めており、壊死性軟部組織感染症(ガス壊疽・壊死性筋膜炎)が考えられます。抗菌薬や全身管理と並行して、直ちに切開して減圧・排膿し壊死組織を除去する外科的治療が救命の鍵となります。保存的治療のみでは急速に致死的経過をたどります。

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