医師国家試験 第112回 問310
86歳の男性。右胸部痛と食欲不振とを主訴に来院した。 現病歴 : 10年前からCOPDのために外来通院中であった。2週間前から微熱、 全身/怠感および食欲不振を自覚していた。昨日、右胸部痛が出現し、本日夜間に 39.0°Cの発熱と右胸部痛が増悪したため、救急外来を受診した。 既往歴 : COPDと高血圧症のため通院中である。 生活歴 : 妻および長男夫婦と同居している。喫煙は20本/日を70歳まで50年 間。飲酒はビール350mL2、3本/日を50年間。 家族歴 : 特記すべきことはない。 現 症 : 意識は清明。身長160cm、体重52kg。体温38.8°C。脈拍100/分、 整。血圧120/68mmHg。呼吸数24/分。SpO 86%;room air=。眼瞼結膜と眼球結 膜とに異常を認めない。口腔と咽頭とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めな い。甲状腺と頸部リンパ節とを触知しない。心音に異常を認めないが、右胸部で呼 吸音が減弱している。打診では右肺で濁音を呈する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を 触知しない。四肢の筋力は保たれている。腱反射に異常を認めない。 検査所見 : 血液所見:赤血球355万、Hb12.1g/dL、Ht36%、白血球16,500 ;桿状核好中球25%、分葉核好中球65%、好酸球1%、単球2%、リンパ球7%=、 血小板40万。血液生化学所見:総蛋白5.9g/dL、アルブミン2.2g/dL、AST29 U/L、ALT18U/L、LD173U/L;基準176〜353=、ALP223U/L;基準115〜359=、 γ-GTP44U/L;基準8〜50=、CK260U/L;基準30〜140=、尿素窒素35mg/dL、 クレアチニン1.6mg/dL、血糖161mg/dL、HbA1c5.7%;基準4.6〜6.2=、Na 131mEq/L、K4.3mEq/L、Cl97mEq/L、Ca8.4mg/dL。CRP31mg/dL。動脈 血 ガ ス 分 析 ;room air=:pH7.55、PaCO 32Torr、PaO 56Torr、HCO −28 2 2 3 mEq/L。心電図で異常を認めない。臥位のポータブル胸部エックス線写真;別冊 No. 7A=と胸部CT;別冊No. 7B、C=とを別に示す。 別 冊 No. 7 A〜C 次に行うべき検査はどれか。