医師国家試験 第115回 問185
65歳の男性。食道癌手術後に入院中である。 現病歴 : 食道癌のため、10日前に胸腔鏡補助下胸部食道全摘術を施行した。術 後経口摂取が困難と予想されたため、7日前に右内頸静脈に中心静脈カテーテルを 留置して中心静脈栄養を開始した。以後徐々に経口栄養摂取は増加していた。今朝 6時のバイタルサインには異常を認めず朝食時も問題なかったが、9時に医師が病 室を訪ねると意識障害が認められた。 既往歴 : 50歳から高血圧症に対して内服加療中。 生活歴 : 昨年まで事務職。喫煙は20本/日を35年間。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 両親が胃癌で死亡。 現 症 : 意識レベルはJCSII-10、GCS E3V4M6。身長167cm、体重48kg。体 温38.5°C。脈拍114/分、整。血圧88/50mmHg。呼吸数24/分。SpO 96%(room air 。皮膚は湿潤している。眼瞼結膜は軽度貧血様である。眼球結膜に黄染を認め ない。口腔内と咽頭に異常を認めない。中心静脈カテーテル刺入部に異常を認めな い。心音と呼吸音とに異常を認めない。手術創に異常を認めない。腹部は平坦、軟 で、肝・脾を触知しない。圧痛を認めない。背部の皮膚に異常を認めない。椎体の 圧痛と叩打痛は認めず、また肋骨脊柱角の叩打痛は認めない。四肢は軽度の浮腫を 認める。 検査所見 : 尿所見:蛋白(− 、糖(− 、ケトン体(− 、潜血(案 、沈渣に白血球 を認めない。血液所見:赤血球345万、Hb10.2g/dL、Ht31%、白血球17,300 (桿状核好中球28%、分葉核好中球47%、好酸球1%、好塩基球0%、単球7%、 リンパ球17% 、血小板16万、PT-INR1.1(基準0.9〜1.1 。血液生化学所見: 総蛋白6.0g/dL、アルブミン2.5g/dL、総ビリルビン1.0mg/dL、AST71U/L、 ALT58U/L、LD402U/L(基準120〜245 、ALP330U/L(基準115〜359 、γ-GT 48U/L(基準8〜50 、CK143U/L(基準30〜140 、尿素窒素25mg/dL、クレアチ ニ ン0.9mg/dL、 血 糖122mg/dL、 Na134mEq/L、 K4.1mEq/L、 Cl97 mEq/L、Ca8.0mg/dL、P4.2mg/dL。CRP24mg/dL。動脈血ガス分析(room air :pH7.45、PaCO 34Torr、PaO 102Torr、HCO −24.2mEq/L。 2 2 3 この時点でのquick SOFAスコアはどれか。