状況設定問題
看護師国家試験 第107回 問215
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A さん(52 歳、女性)。自宅で突然激しい頭痛と悪心が出現し、自力で救急車を要 請し、搬送された。ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉I-2で頭痛を訴えており、 発汗著明であった。瞳孔径は両側 3.0 mm。上下肢の麻痺はない。A さんは頭部 CT でくも膜下出血と診断され、ICU に入室した。入室時のバイタルサインは、体温 36.8 °C、呼吸数 24/分、脈拍 92/分、血圧 156/98 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度 〈SpO 〉95 % であった。 A さんは脳血管造影で右中大脳動脈に動脈瘤が確認され、脳血管内治療(コイル 塞栓術)が実施された。その後、A さんは意識清明で問題なく経過していたが、手 術後6日から刺激に対する反応が鈍くなり、閉眼していることが多くなった。意識 レベルはジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉II- 10。左上肢は Barré〈バレー〉徴候 陽性を示した。 A さんに生じていることとして最も考えられるのはどれか。
正解と解説
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正解 2
脳血管攣縮
くも膜下出血では発症後およそ4〜14日に脳血管攣縮が好発し、脳虚血によって意識レベルの低下や新たな片麻痺が出現します。手術後6日で反応が鈍くなり左上肢のBarré徴候が陽性となった経過はこれに合致します。再出血は術後早期の急激な発症が多く、正常圧水頭症はより遅い時期に緩徐に生じます。