状況設定問題
看護師国家試験 第107回 問228
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A さん(32 歳、男性)。自宅の部屋で多量の鎮咳薬を見つけた母親に心配され、自 宅近くの病院を受診した。「5年前、仕事が忙しくなって風邪がなかなか治らないこ とがあった。そのときに処方された咳止めの薬を飲むと、頭がボーッとして気持ちが 良かったのがきっかけで、近所の薬局で咳止めを買うようになった。3年前から飲む 量が増えるようになり、やめられなくなっている。仕事もうまくいかなくなり、退職 した」と言う。A さんは紹介を受けた精神科を受診した。 さらに2週が経過し、A さんは鎮咳薬の服用をやめる意思を強く固め、今後の 依存症の治療について真剣に考えるようになった。A さんの父親は A さんが幼少 期のころ死亡しており、A さんは母親と2人で暮らしていた。母親は週2回面会 に来て、A さんに対して小さな子どもに接するように世話をしていた。担当看護 師が母親と今後のことについて話すと、母親は「私が何とかします。私しかこの子 の力になってあげられないのです。本当はもっと A にしっかりして欲しい。でも、 そう言うと A は怒ってしまいます」と話した。 担当看護師の母親への声かけで適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 4
「A さんが自分で自分のことをできるようにサポートしていきましょう」
母親は「私しかこの子の力になれない」と過度に世話を抱え込み、本人の自立を妨げる関係になっています。回復には本人が自分の行動に責任をもつことが必要であるため、母親が代わりに解決するのではなく、本人が自分でできるように支える関わりへ転換できるよう働きかけます。今までどおりの関わりや、怒らせないよう気を遣う対応は依存関係を強めます。