状況設定問題
歯科医師国家試験 第115回 問246
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56歳の女性。下顎前歯部の動揺を主訴として来院した。3か月前に気付いてい たがそのままにしていたという。前方滑走運動時に前歯部の咬合接触を認める。検 査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療を行うこととした。初診時の口腔内 写真(別冊No. 25A 、エックス線画像(別冊No. 25B 及び歯周基本治療に用いた器 具の写真(別冊No. 25C を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。 舌 側* 4 4 2 3 4 6 4 3 3 2 3 3 歯 種 2 1 1 2 頰 側* 3 3 2 3 4 6 4 3 3 2 3 3 動揺度** 1 2 1 0 * :プロービング深さ(mm ○印:プロービング時の出血 ** :Millerの判定基準 別 冊 No. 25 A、B、C 続いて咬合調整を行うこととした。 根拠はどれか。3つ選べ。



正解と解説
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正解 c, d, e
歯の動揺 / 垂直性骨吸収 / 歯根膜腔の拡大
咬合調整は咬合性外傷の所見が認められる場合に適応となります。本症例では下顎前歯に動揺度2の歯があり、エックス線画像で垂直性骨吸収と歯根膜腔の拡大がみられ、前方滑走運動時に前歯部が接触していることから、外傷性の咬合力が加わっていると判断できます。咬耗や歯石沈着はプラーク性歯肉炎や生理的な現象であり、咬合調整の直接の根拠にはなりません。