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午前 第9問 / 70

司法書士試験 (多肢択一式) 2023年度 午前 第9問

民法

次の対話は、所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する 次のアからオまでの学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せ は、後記1から5までのうち、どれか。 教授: 所有権の取得の形態には、承継取得と原始取得の2つがありますね。民法には、 付合、混和及び加工の規定がありますが、これらの規定による取得は承継取得と 原始取得のどちらに当たりますか。 学生:ア 原始取得に当たります。 教授: Aの所有する甲動産とBの所有する乙動産とが、付合により、損傷しなければ 分離することができなくなった場合において、甲動産の方が主たる動産であると きは、その合成物の所有権は誰に帰属しますか。 学生:イ Aに帰属します。 教授: 請負人が自ら材料を提供して建物の建築を始めたが、独立の不動産になってい ない建前の状態で工事を中止した後、第三者がその建前に自ら材料を提供して工 事を続行して建物を建築した場合には、その建物の所有権の帰属はどの規定によ り決定されるでしょうか。 学生:ウ 動産の付合の規定により決定されます。 教授: 他人の動産に、自らは他に材料を提供しないで工作を加えた者が加工物の所有 権を取得するのはどのような場合ですか。 学生:エ 工作によって生じた価格が材料の価格を著しく超えるときです。 教授: Aの所有する甲液体とBの所有する乙液体とが混和して識別することができな くなった場合には、その合成物の所有権は誰に帰属しますか。 学生:オ 甲液体と乙液体について主従の区別が可能かどうかにかかわらず、混和の時 における価格の割合に応じて、AとBとが共有することになります。

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