一般問題
医師国家試験 第109回 問373
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72歳の男性。歩きにくさと転倒しやすいこととを主訴に車椅子で来院した。5年 前に頸椎後縦靱帯骨化症に対して椎弓形成術を受け、その後T字杖歩行が可能と なり在宅生活は自立したが四肢のしびれ感は続いていた。1週前に居室で転倒し、 転倒直後には右足関節の痛みを自覚したが腫脹はなかった。右足関節の痛みは改善 したが、歩行困難があり転倒しやすいため受診した。妻と娘との3人暮らし。要支 援2の認定を受けている。意識は清明。体温36.4°C。脈拍72/分、整。血圧 116/74mmHg。呼吸数24/分。徒手筋力テストで上肢は5、下肢は4である。つ ま先立ちと片足立ちとは不安定で転倒しやすい状態である。アキレス腱反射は軽度 亢進している。右足関節エックス線写真に異常を認めない。 この患者への対応として適切なのはどれか。3つ選べ。
正解と解説
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正解 a, b, e
大腿四頭筋訓練 / 自宅の環境整備 / バランス訓練
頸髄症術後の四肢しびれと下肢筋力低下(MMT4)、アキレス腱反射亢進があり、バランス障害による転倒リスクが高い状態です。大腿四頭筋を中心とした下肢筋力訓練とバランス訓練で残存機能を高め、手すり設置や段差解消などの自宅環境整備で転倒を予防することが適切です。歩行能力が残っている段階で電動車椅子を処方すると廃用を招き、下垂足はないため短下肢装具の適応もありません。