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問188 / 400

医師国家試験 第112回 問188

一般問題

35歳の女性。左上下肢の脱力のため夫に連れられて来院した。 現病歴 : 3年前に複視を自覚したが、疲れ目と考え様子をみたところ、数日で自 然軽快した。1年前に右眼のかすみを自覚して自宅近くの眼科診療所を受診した が、眼底検査に異常なく約2週間で軽快した。2日前に左下肢、引き続いて左上肢 の脱力を自覚した。本日、歩行も困難になったため受診した。 既往歴 : 特記すべきことはない。 生活歴 : 事務職。会社員の夫と2人暮らしで子どもはいない。喫煙歴と飲酒歴は ない。 家族歴 : 特記すべきことはない。 現 症 : 意識は清明。身長156cm、体重50kg。体温36.5°C。脈拍64/分、整。 血圧126/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・ 脾を触知しない。視力は右0.4(0.8庵−1.5D)、左0.6(1.2庵−1.0D)。他の脳神 経に異常を認めない。四肢筋力は、右側は正常、左側は徒手筋力テストで3〜4の 筋力低下を認める。腱反射は左上下肢で亢進し、左Babinski徴候が陽性である。 自覚的に左半身のしびれ感を訴えるが、温痛覚、振動覚および関節位置覚は左右差 を認めない。 検査所見 : 尿所見:蛋白(−)、糖(−)、潜血(−)。血液所見:赤血球468万、 Hb13.9g/dL、Ht42%、白 血 球5,300、血 小 板21万、PT-INR1.0 (基 準 0.9〜1.1)、APTT31.4秒(基準対照32.2)。血液生化学所見:総蛋白7.5g/dL、 アルブミン3.9g/dL、IgG1,424mg/dL(基準960〜1,960)、総ビリルビン0.9 mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST28U/L、ALT16U/L、LD177U/L (基準176〜353)、ALP233U/L(基準115〜359)、γ-GTP32U/L(基準8〜50)、 CK72U/L(基準30〜140)、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、血糖 98mg/dL、Na140mEq/L、K4.4mEq/L、Cl97mEq/L。免疫血清学所見:CRP 0.3mg/dL。抗核抗体、抗DNA抗体、抗カルジオリピン抗体、抗アクアポリン4 抗体およびMPO-ANCAは陰性。脳脊髄液所見:初圧80mmH O(基準70〜170)、 細胞数1/mm3(基準0〜2)、蛋白60mg/dL(基準15〜45)、糖60mg/dL(基準 50〜75)。頭部MRIのFLAIR像(別冊No. 13)を別に示す。 別 冊 No. 13 まず行うべき治療はどれか。

問題の図
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