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問177 / 400

医師国家試験 第112回 問177

一般問題

73歳の女性。意識障害のためかかりつけ医から紹介されて家人とともに受診した。 現病歴 : 25年前にC型肝炎ウイルス感染を指摘された。6か月前に腹水貯留を 指摘され、肝硬変と診断されてかかりつけ医で利尿薬を処方されていた。今朝から 呼びかけに対する反応が鈍くなり徐々に傾眠状態になったため、かかりつけ医から 紹介されて受診した。 既往歴 : 28歳の分娩時輸血歴あり。64歳時に食道静脈瘤に対し内視鏡的治療。 生活歴 : 喫煙歴と飲酒歴はない。 家族歴 : 特記すべきことはない。 現 症 : 傾眠状態だが呼びかけには開眼し、意思疎通は可能である。身長161 cm、体 重59kg。体 温36.1°C。脈 拍76/分、整。血 圧104/80mmHg。呼 吸 数 20/分。SpO 95%(room air)。眼瞼結膜は軽度貧血様であり、眼球結膜に軽度黄染 を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は膨隆しているが、圧痛と反跳 痛とを認めない。腸雑音に異常を認めない。肝・脾を触知しない。直腸指診で黒色 便や鮮血の付着を認めない。両上肢に固定姿勢保持困難〈asterixis〉を認める。両下 ›に浮腫を認める。 検査所見R3週間前のかかりつけ医受診時Z : 血液所見:赤血球368万、Hb11.8 g/dL、Ht38%、白血球3,800、血小板4.0万、PT-INR1.3(基準0.9〜1.1)。血 液生化学所見:総蛋白6.5g/dL、アルブミン3.1g/dL、総ビリルビン1.8 mg/dL、AST78U/L、ALT66U/L、LD277U/L(基準176〜353)、ALP483U/L (基準115〜359)、γ-GTP132U/L(基準8〜50)、血糖98mg/dL。 来院時の血液検査所見から現時点で肝腫瘤に対する治療適応はないと判断した。 その根拠として最も重要なのはどれか。

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