必修問題
医師国家試験 第112回 問113
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50歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。2か月前から咳嗽があり、他院で肺炎と 診断され抗菌薬を処方されたが改善しないため受診した。喫煙は40本/日を30年 間。意識は清明。身長175cm、体重78kg。体温36.5°C。脈拍88/分、整。血圧 126/80mmHg。呼吸数15/分。SpO 96%;room air=。心音と呼吸音とに異常を認 めない。血液所見:赤血球508万、Hb14.8g/dL、白血球5,600、血小板25万。 血液生化学所見:総ビリルビン0.6mg/dL、AST10U/L、ALT21U/L、LD425 U/L;基準176〜353=、尿素窒素14mg/dL、クレアチニン1.2mg/dL、CEA2.9 ng/mL;基準5.0以下=、SCC1.2ng/mL;基準1.5以下=、ProGRP350pg/mL;基 準81以下=。CRP0.3mg/dL。胸部エックス線写真;別冊No. 4A=と胸部CT;別冊 No. 4B=とを別に示す。気管支鏡下生検で肺癌と診断された。 肺癌の組織型として最も可能性が高いのはどれか。


正解と解説
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正解 c
小細胞癌
長期の重喫煙者にみられる肺癌で、腫瘍マーカーのProGRPが350pg/mLと著明高値を示しています。ProGRPは神経内分泌腫瘍、とくに小細胞癌に特異性の高いマーカーで、扁平上皮癌のSCCや腺癌のCEAは基準範囲内です。小細胞癌は肺門部に発生して急速に増大し、早期からリンパ節転移・遠隔転移をきたすため、化学療法と放射線治療が治療の中心となります。