一般問題
歯科医師国家試験 第114回 問319
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78歳の女性。口底部の腫脹を主訴として来院した。6か月前に自覚したが、疼 痛がないためそのままにしていたところ、徐々に大きくなってきたという。左側舌 下小丘からの唾液の排出は良好で、舌の知覚異常はみられない。初診時の口腔内写 真(別冊No. 13A 、MRI脂肪抑制T2強調像(別冊No. 13B 及び生検時のH-E染 色病理組織像(別冊No. 13C を別に示す。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。



正解と解説
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正解 d
舌下腺摘出
無痛性に緩徐増大する口底部腫脹で、舌下小丘からの唾液排出が保たれMRIのT2強調像で著明な高信号を示し、病理では上皮裏装を欠く粘液の貯留と肉芽組織を認めることから、舌下腺由来のガマ腫(ラヌーラ)が考えられます。ガマ腫は貯留嚢胞ではなく漏出性(溢出性)嚢胞であり、原因である舌下腺を摘出しなければ再発するため、舌下腺摘出術が最も確実な治療です。開窓術や穿刺吸引は再発率が高く、放射線治療の適応はありません。