状況設定問題
助産師国家試験 第99回 問45
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Aさん(40 歳、初産婦)。半年間の不妊治療を受け、クエン酸クロミフェンの内服 によって妊娠に至った。経腟超音波検査で子宮内に胎囊が3つ認められ、三胎妊娠と 診断された。妊娠9週で総合周産期母子医療センターの産科に紹介され受診した。 Aさんは入院し、リトドリン塩酸塩の点滴静脈内注射が開始された。しかし、開 始翌日から全身の発疹と肝機能異常とが出現したため、リトドリン塩酸塩は中止と なり、マグネシウム硫酸塩の点滴静脈内注射に変更された。助産師が訪室するとA さんは「ずっと全身がほてって、だるい感じです」と訴えた。体温 36.7 °C、脈拍 80/分、血圧 128/80 mmHg。 今後最も注意すべき所見はどれか。
正解と解説
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正解 3
腱反射の消失
硫酸マグネシウムは細胞外Caと拮抗して神経筋接合部の伝達を抑制し子宮収縮を抑える薬剤で、副作用として熱感や倦怠感がみられます。血中濃度が上昇すると最初に膝蓋腱反射などの深部腱反射が消失し、さらに進むと呼吸抑制、心停止に至るため、腱反射の消失はマグネシウム中毒の重要な早期徴候です。手指振戦はリトドリンなどβ刺激薬でみられる副作用です。