薬剤
薬剤師国家試験 第100回 問172
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治療薬物モニタリング(TDM)に活用されている母集団薬物速度論に関する 記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 1, 4
1点の血中濃度測定値から、その患者の薬物動態パラメータが推定できるのは、母集団パラメータを事前情報として用いるからである。 / 母集団薬物速度論を用いても、薬物投与後の血液採取時間に関する情報がなければ、患者の薬物動態パラメータの推定は不可能である。
母集団薬物速度論はベイズ的手法により母集団パラメータを事前情報として用いることで少数の血中濃度測定値からでも個々の患者のパラメータを推定でき、また血液採取時刻の情報がなければ薬物動態モデルへの当てはめができず推定は不可能であるため、いずれも正しい。母集団薬物速度論は個体内変動よりもむしろ個体間変動の要因(共変量)解析に用いられることが多く、同種同効薬でも薬物ごとに母集団パラメータは異なるため流用はできず、体重や腎機能などの共変量をモデルに組み込むことでむしろ予測精度は向上するため、これらの記述は誤りである。