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問138 / 345

薬剤師国家試験 第104回 問138

化学

新生児マススクリーニングは、先天性代謝異常を出生直後に早期発見し、 栄養療法による早期治療を目指す事業である。近年、新たな新生児マススクリーニ ングとしてタンデムマス法を用いた脂肪酸代謝異常症の検査が始まった。検査でき る主な脂肪酸代謝異常症には、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ–1 (CPT–1)欠損症、極長鎖アシル CoA 脱水素酵素(VLCAD)欠損症、中鎖アシ ル CoA 脱水素酵素(MCAD)欠損症がある。図 1 はヒトにおける長鎖脂肪酸と中 鎖脂肪酸の代謝の概略である。ミトコンドリアにおいて、VLCAD は長鎖脂肪酸、 MCAD は中鎖脂肪酸の b 酸化に関与する。なお、 3 種の代謝異常症に関わる酵素 を で示している。 中鎖脂肪酸 長鎖脂肪酸 細胞膜 長鎖脂肪酸 アシルCoA カルニチン ミトコンドリア外膜 CPT–1 CoA ミトコンドリア内膜 アシルカルニチン 脂肪酸のb酸化 アシルカルニチン VLCAD アシルCoA カルニチン 中鎖脂肪酸 アシルCoA アセチルCoA MCAD 図 1 脂肪酸の代謝経路 36 b 酸化による脂肪酸の代謝反応のうち、脂肪酸と補酵素A(CoASH)が縮合し たチオエステルaからアセチル CoA(化合物f)が生じる経路を示す。下の記述 のうち正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、ア及びイは補酵素であり、チオエス テルはエステルと同様の反応を起こすものとする。 O O OH O R R R SCoA SCoA SCoA a b c O O O O CoASH R R + CoASH= R' SCoA SCoA HC SCoA SH 3 d e f NH 2 O O N N P P O O-O O- O O N N NH 2 H OH N +N S H OH HO OH H OH H 3 C N H 3 C O O CH O P O P O- 2 O- O- H 3 C N N O NH HC N 3 O ア イ

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