物理
薬剤師国家試験 第108回 問205
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67 歳男性。開心術後に低心拍状態となり心原性ショックと診断された。本 疾患の治療に当たりアドレナリン注射液及び電解質輸液(開始液)が、中心静脈ダ ブルルーメンカテーテルから図のように投与されている。看護師は医師よりオメプ ラゾールナトリウム注射液を 1 時間かけて投与するよう指示を受けたため、薬剤師 に投与経路について確認した。 電解質輸液(開始液) A 60mL/h ダブルルーメン C カテーテルの 断面図 アドレナリン注射液3mg/3mL 生理食塩液47mL D 2mL/h 精密持続点滴 B 9 オメプラゾールは弱酸で、静脈血(pH7.4)中で次のように解離するものとする。 H C O CH H C O CH 3 3 3 3 H N CH 3 N- CH 3 + H+ H C S N H C S N 3 O N O 3 O N O 分子形 イオン形 静脈血中でのオメプラゾールの分子形とイオン形の存在比として正しいのはどれ か。1つ選べ。 ただし、オメプラゾールの pK を 8.9、 10 = 3.2 とする。また、オメプラ a ゾールの投与により静脈血の pH は変化せず、血清タンパクとの相互作用、オメプ ラゾールの代謝及び温度の影響は考慮しないものとする。 分子形:イオン形
正解と解説
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正解 1
32 : 1
オメプラゾールは弱酸であり、ヘンダーソン・ハッセルバルヒ式に静脈血pH7.4とpKa8.9を代入すると、分子形とイオン形の存在比はおよそ32:1と計算される。体液のpHがpKaより低いため、弱酸であるオメプラゾールは分子形として存在する割合が多くなる。