一般問題
医師国家試験 第109回 問144
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64歳の女性。頻脈と息切れとを主訴に来院した。高血圧症で治療中である。約2 週前から家庭血圧の測定で脈拍が90/分を超えるようになり、1週前からは2階まで の階段の昇降で息切れを自覚するようになったため受診した。食生活に偏りはなく、 過去1年の体重はほとんど変化なく、便通はやや頻回で暗赤色便であったという。 体温36.2°C。脈拍96/分、整。血圧132/72mmHg。呼吸数24/分。眼瞼結膜は貧 血様である。眼球結膜に黄染を認めない。甲状腺腫を触知しない。心基部にI/VI の収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を 触知しない。 次に診察する部位で最も適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 d
直 腸
眼瞼結膜の貧血様所見と労作時息切れ、頻脈があり、暗赤色便が続いていることから消化管出血による鉄欠乏性貧血が疑われます。この状況では出血源の検索が最優先であり、まず直腸診で便の性状や血液の付着、直腸腫瘤の有無を確認することが適切です。その結果を踏まえて下部消化管内視鏡検査などにつなげます。