民事保全法
司法書士試験 (多肢択一式) 2020年度 午後 第6問
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民事保全に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものの組合せは,後記1か ら5までのうち,どれか。 ア 保全命令に対しては,債務者は,その命令を発した裁判所に保全抗告をすることが できる。 イ 占有移転禁止の仮処分命令については,係争物が動産である場合であっても,その 執行前に債務者を特定することを困難とする特別の事情があるときは,裁判所は,債 務者を特定しないで,これを発することができる。 ウ 保全命令を発する場合には,あらかじめ担保を立てさせなければならない。 エ 仮差押命令は,被保全権利である金銭の支払を目的とする債権が条件付又は期限付 である場合においても,これを発することができる。 オ 保全命令の申立てを取り下げるには,保全異議又は保全取消しの申立てがあった後 においても,債務者の同意を得ることを要しない。
正解と解説
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正解 5
エオ
正しいのはエとオ。エは、仮差押命令は被保全権利である金銭債権が条件付又は期限付である場合であっても発することができる。オは、保全命令の申立ての取下げには債務者の同意を要せず、保全異議又は保全取消しの申立てがあった後でも同意なしに取り下げることができる。アは保全命令に対する債務者の不服申立ては保全異議であって保全抗告は保全異議等の裁判に対する不服申立てであり、イは債務者を特定しないでする占有移転禁止の仮処分は係争物が不動産の場合に限られ、ウは担保を立てさせないで保全命令を発することもできるので、いずれも誤り。