必修問題
医師国家試験 第120回 問104
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21歳の女性。下腹痛を主訴に来院した。月経周期は28日型、整。月経困難症は ない。月経周期7日目に突然、下腹痛を生じたため受診した。体温36.4°C。血圧 110/62 mmHg。内診で子宮は前傾前屈、正常大で可動性は良好、左付属器に径8 cmの腫瘤を触知し、強い圧痛を認める。右付属器は触知せず、Douglas窩は軟。 血液所見:赤血球409万、Hb12.1g/dL、白血球9,100、血小板33万。血液生化 学 所 見:総 蛋 白6.3g/dL、AST23U/L、ALT20U/L、LD175U/L(基 準 124〜222)、CA19-9 56U/mL(基準37以下)、CA125 40U/mL(基準35以下)。緊 急で腹腔鏡による観察を行ったところ左卵巣の腫大と540度の捻転を認めた。 適切な治療はどれか。
正解と解説
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正解 c
卵巣腫瘍摘出術
突然発症の下腹痛と圧痛を伴う付属器腫瘤があり、腹腔鏡で540度の卵巣捻転が確認されています。挙児希望が想定される21歳であり、腫瘍マーカーの上昇も軽度で悪性を強く示唆しないことから、卵巣実質を温存して腫瘍のみを取り除く卵巣腫瘍摘出術(捻転解除を伴う)が適切です。両側付属器摘出術は妊孕性を失わせるため過剰であり、卵管切除術や子宮筋腫核出術は病態に対応していません。