実務
薬剤師国家試験 第106回 問219
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33 歳女性。夫と 2 歳の娘との 3 人暮らし。 2 年前に慢性甲状腺炎(橋本 病)と診断されて経過観察していたが、最近、疲れやすさ、皮膚の乾燥、便秘など の症状が現れるようになった。病院で検査を受けた結果、今回から薬物治療が開始 になり、検査値が記載された処方箋を薬局に持参した。 (処方) レボチロキシンナトリウム水和物錠 25ng 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 14 日分 (検査値) 甲状腺刺激ホルモン(TSH)20.2 nU/mL 遊離トリヨードサイロニン(FT )1.2 pg/mL 3 遊離サイロキシン(FT )0.5 ng/dL 4 薬剤師は患者からの聞き取りで、ときどき市販の胃腸薬(スクラルファート含 有)やサプリメント(鉄分含有)を服用することがあり、便秘予防にひじきなどの 海藻類をよく食べるとの情報を得た。患者への指導として誤っているのはどれか。 1つ選べ。
正解と解説
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正解 1
薬物治療を行っている間は、海藻類を積極的に摂取してください。
海藻類に多く含まれるヨウ素を過剰摂取すると甲状腺ホルモンの合成が抑制される場合があるため、レボチロキシン治療中であっても海藻類の積極的摂取を勧めるべきではなく、選択肢1は誤りである。レボチロキシンは妊娠中も胎児の発育に必要であり内服を継続でき、過量投与では頻脈などの甲状腺中毒症状が出現しうる。またスクラルファートや鉄剤はレボチロキシンとキレートを形成し吸収を低下させるため、服用間隔をあける、又は同時服用を避けるなどの注意が必要である。