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Certia
物理

薬剤師国家試験 第100回 問199

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慢性動脈閉塞症(バージャー病)の 65歳男性。安静時にも疼痛を訴える ため、医師からプロスタグランジン E1(アルプロスタジル)注射剤を投与したい と、朝のカンファレンスにおいて提案があった。プロスタグランジン E1製剤とし て、α-シクロデキストリンを含む注射用アルプロスタジルアルファデクスと、リ ポ化製剤のアルプロスタジル注射液が院内で採用されている。医師は、2つの製剤 に関する情報提供を薬剤師に求めた。 リポ化製剤であるアルプロスタジル注射液は、ダイズ油を分散体の主成分とする 油滴分散体である。この分散体を球体としたとき、分散体の内圧は、外圧に対して どの程度高いか。最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、以下に示すヤング・ラ プラスの式が成り立つとし、油滴分散体の直径は、約 120nm、分散体の主成分で あるダイズ油の注射液界面に対する界面ギブズエネルギーは、25mJ/m2とする。 ただし、分散体中の界面活性剤の影響はないものとする。 2 ΔP = γ・― r ΔP:液滴内外の圧力差 γ:界面張力 r:液滴の半径

正解と解説

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正解 4

8.3× 105Pa

ヤング・ラプラスの式ΔP=2γ/rに、油滴の半径r=60nm(直径120nmの半分)=6×10−8m、界面張力γ=25mJ/m2=0.025N/mを代入すると、ΔP=2×0.025/6×10−8=約8.3×10^5Paとなり、これが分散体内圧が外圧より高い程度として正答となる。油滴が微小になるほど曲率半径が小さくなり内圧と外圧の差が大きくなる関係がこの式から読み取れる。

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