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問295 / 400

医師国家試験 第117回 問295

一般問題

58歳の女性(2妊2産)。下腹部膨満感を主訴に来院した。3か月間に急激な腹 囲増大と食欲低下を自覚した。44歳時に左乳癌の治療歴がある。51歳で閉経。母 方のおばが卵巣癌のため死亡。身長154cm、体重44kg。体温36.8°C。脈拍 76/分、整。血圧128/74mmHg。呼吸数24/分。腹部は膨隆し、上腹部に及ぶ弾性 硬の腫瘤を触知した。内診で、両側付属器と子宮が一塊となり可動性不良な骨盤内 腫瘤を触知し、Douglas窩と膀胱子宮窩にも各々腫瘤を触知した。直腸指診で平滑 な直腸粘膜を触知した。血液所見:赤血球370万、Hb10.8g/dL、Ht32%、白血 球8,800、 血小板19万。 血液生化学所見: 総蛋白6.8g/dL、 アルブミン 3.3g/dL、 総ビリルビン0.9mg/dL、AST28U/L、ALT40U/L、 尿素窒素 20mg/dL、 ク レ ア チ ニ ン0.8mg/dL、CEA2.8ng/mL(基 準 5 以 下)、 CA19-9 30U/mL(基 準 37 以 下)、CA125 1,280U/mL(基 準 35 以 下)。 CRP1.0mg/dL。骨盤部MRI T2強調水平断像(別冊No.29A)、矢状断像(別冊 No.29B)及び腹部造影CT(別冊No.29C)を別に示す。審査腹腔鏡(腹腔鏡下試験 切除術)で、腫瘍の播種病変との癒着により骨盤内臓器の同定はできず、腫瘍生検 のみ施行した。病理診断の結果は高異型度漿液性癌であった。 次に行う治療として適切なのはどれか。

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